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【イタリア旅行記 その7】ベネチア(その2) ヴェネツィアン・グラス&ため息橋

アート

ドゥカーレ宮殿と牢獄とを結ぶ『ため息橋(Ponte dei Sospiri)』を渡ってきました。ドゥカーレ宮殿はヴェネツィア共和国の行政が行われていた場所。内装も素晴らしく、無柱の大議会の間には、世界で一番大きい油絵、ティントレット作《天国》があります。

裁判所で(下の写真右上)で有罪判決を下された囚人は、そのまま右奥の隠し扉のから『ため息橋』へと向かったそうです。橋の窓から最期に見るベネチアの景色に、ため息を漏らしたのが、名前の由来だとか。

牢獄の石には、何かで削った細かい落書きの後が残っていました(下の写真右下)。囚人の中にはヴェネツィアン・グラスの職人がいたのかも!

ヴェネツィアン・グラスは、イタリア北東部ヴェネトの州都・ヴェネツィアで作られるガラス工芸品です。鉛を使わないソーダ石灰を使用することと高い装飾性が特徴で、基本的には吹きガラスの製法で作られます。グラス作成に熟練した職人をマエストロと呼ぶそうです。

本島に数少ない工房を持つ『GALLERIA SAN MARCO VENEZIA』で、日本語が堪能なイタリア人の説明を聞きながら、その製法の一端を見学することができました。

マエストロが作る本物のヴェネツィアン・グラスには『VRマーク』がついていること、薄くて繊細だが意外にも丈夫であることなどを聞いたあと、お買い物タイムです。

こちらは見た目も美しく、さらに“起き上がりこぼし”機能までついています。つい心を奪われて購入してしまいました。2客で120€。日常的に使用するのは怖いですが、グラスは使わない方が劣化するとか。悩ましいです。

ヴェネツィアではヴェネツィアン・レースも有名です。夫が船で働いている間、漁に使う網を妻たちが家で編んでいた。その編み物の技術を生かし、レースの小物を作り始めたことが起源だとか。

添乗員さんに紹介してもらったお店には、レースのハンカチや、レースのピアス&イヤリング、ストールなどが並んでいました。何かの番組で柴田理恵さんが訪れたことのあるお店です。トイレも無料で使わせてもらえて助かりました。

こちらは『ホテル プリンチペ』。部屋は普通です。窓から水路が見える部屋もあるようですが、自分の泊まった部屋からは見えませんでした。でも、水上バスの乗り場や『ヴェネツィア サンタ・ルチーア駅』にも近く、すぐそばに夜10時まで営業のスーパー(DESPAR)もあり、ペットボトルのドリンクが1€以下で買えます(ベネチアでは激安)。利便性は抜群ですね。

サンマルコ広場で集合時間を待っているとき、カモメたちを撮影しました。

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