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【イタリア旅行記 その11】バチカン市国 システィーナ礼拝堂&庭園

アート

今日は、サンタ・マリア・ノヴェッラ中央駅から列車『ESスターイタリア』に乗って(280km/約1時間40分)、ローマへと向かいます。

ローマに到着し、最初に向かったのは、世界最小面積の国『バチカン市国』です。

『バチカン市国』は、ローマ・カトリック協会の総本山であり、ローマ教皇が住んでいて、国境は城壁で囲まれています。しかし、サン・ピエトロ広場やヴァチカン美術館の入口から『入国』でき、荷物チェックは意外とざっくりです。《ミッション・インポッシブル3 M:i:III》で、トムクルーズが壁を乗り越えて進入したイメージから、もっと厳重なのかと思ってました(笑)

今回はローマ教皇もお散歩なさるという『バチカン庭園』を歩いて見学することができました。庭園の入場観光は、添乗員さんも初めて、現地ガイドさんも10年ぶりという“激レア”コースなんだとか。

庭園はサン・ピエトロ大聖堂の裏側に位置し、丘があったり谷があったり、かなり起伏が激しいのに驚かされます。また、洞窟やたくさんの噴水、多肉植物の生える岩垣、聖水の汲める蛇口、イタリア式庭園などバラエティー豊かです。大聖堂のクーポラも、とても近くに見えました。

庭園見学の後は『ヴァチカン美術館』へ入場しました。タペストリーのギャラリーの天井画は、彫刻のような立体感を感じる“だまし絵”です。

16世紀に描かれた地図のギャラリーは、意外と正確なようです。伊能忠敬が日本の地図を作ったのは1800年頃。それでも驚くべきことなのに、もっと前からこれほど正確な地図を描けたイタリア人に脱帽です。イタリア人は、歴史あるものが大好きで、自分のルーツを知ることのできる『イタリアの古地図』を家に飾っている人が多いのだとか。

そしていよいよ、コンクラーベの行われる『システィーナ礼拝堂』へと向かいます。礼拝堂での撮影は基本禁止(貸し切り入場だけは撮影できるようです)。ガイドも禁止なので入場前に済ませておきます。服装もノースリーブとミニスカート禁止、男性は脱帽を求められます。なので今回は『大塚国際美術館』のレプリカを載せておきます(笑)

ミケランジェロ天井画と《最後の審判》は、本物ならではの迫力がありました!コンクラーベでは、ここで枢機卿たちが幾日もかけて教皇を選出するのかと思うと感慨深いものがあります。

バロック様式のキリスト教の建築物としては世界最大級の『サン・ピエトロ大聖堂』の中には、ミケランジェロの《ピエタ》像や、ベルニーニ制作の《バルダッキーノ(大天蓋)》があります。

大聖堂側は、バチカンのスイス衛兵が警備していました。16世紀から現在に至るまで、屈強さを誇るスイス人衛兵が教皇を守っています。19歳~30歳で身長が174cm以上、且つ兵役を経験したカトリックのスイス市民であることなど、厳しい条件と審査をクリアしたエリート。制服はミケランジェロのデザインと言われているそうです。

140体の聖人像に囲まれた『サンピエトロ広場』を通ってイタリアに帰国。午後はローマを観光します。

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